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日本株展望

好利回りとポートフォリオ効果?--REITが底堅い理由

ZDNet Japan Staff

2019-05-17 10:51

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 株式市場の軟調とREIT市場の堅調
  2. REITのリスク分散効果と好利回りの背景
  3. REIT型ETFを活用して分散投資ポートフォリオを

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

株式市場の軟調とREIT市場の堅調

 日経平均は令和がスタートして1勝7敗となった(取引日8日のうち7日が株価下落/16日現在)となった。「タリフマン(関税男)」を自称するTrump米大統領が再燃させた米中貿易摩擦激化で、目先は神経質な動きを余儀なくされそうだ。

 米国市場の「恐怖指数(VIX)」は一時20を上回り、リスク回避の円買いも日本株の押し下げ要因となった。米中貿易交渉に関しては、「天安門事件30周年(6月4日)まで共産党政府は政治的に妥協しにくい」との観測があり、米中合意は6月28、29日に大阪で開催される主要国首脳会議(G20)での米中首脳会談まで持ち越される可能性がある。株式市場が揺れる中、インカム重視型投資家に選好されやすい不動産投信(REIT)が底堅さを維持している。

 外需をめぐる不透明感が台頭した過去1年程度では、日本でも内需系で好利回り投資商品であるJ-REITが株式より優勢となっている(図表1)。REIT市場の平均分配金利回りは東証REIT指数で約3.8%、米国REITは約4.2%、豪州REITは約4.5%となっている(Bloomberg集計/15日時点)。もちろん、年初から4月までのように市場のリスク選好姿勢が回復する場面となれば、REITと株式の優劣が逆転する可能性はある。本稿では、REITと株式のポートフォリオ効果(リスク分散効果)にあらためて注目したいと思う。

図表1:REITの株式に対する優勢が鮮明となっている

*東証REIT指数とTOPIXは配当(分配金)込み総収益指数で比較(2018年5月初=100)
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所が作成(2019年5月15日)
*東証REIT指数とTOPIXは配当(分配金)込み総収益指数で比較(2018年5月初=100)
出所:Bloombergのデータから楽天証券経済研究所が作成(2019年5月15日)

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