資生堂は、従業員向けの情報共有ツールとして、ブライトコーブの動画配信サービス「Video Cloud」を導入した。ブライトコーブが5月17日に発表した。
資生堂は、2016年から社内基盤「WITH」を運用している。同社の経営戦略や世界中のニュースなどを国内外の全社員で情報共有することが目的。その中で、発信できる情報量の多さなどから、動画によるコミュニケーションに注目したという。
だが、無料の動画配信サービスでは、視聴できない海外拠点が存在したり、データ量の増大によって社内ネットワークに悪影響が出るといった懸念があった。そこで資生堂は、帯域制限によりネットワークを最適化できることや、企業内の動画活用に必要な機能を備えていることから、Video Cloudを採用した。既に資生堂は、同サービスを活用し、WITHで動画を配信するための基盤を構築したとしている。
加えて、資生堂はブライトコーブのライブストリーミングサービス「Brightcove Live」を用いてライブ中継も行っており、遠隔地の社員ともリアルタイムで情報を共有している。それにより、ビジネスのスピードを加速させ、社員のモチベーションを高めることを目指しているという。
同社は今後、ギャラリー機能を用いて、動画コミュニケーションを奨励するウェブサイトを作成するなど、社員の動画投稿を促進する予定だとしている。