千代田化工建設は、データバックアップの基盤として「Veeam Availability Suite Enterprise Plusソリューション」を採用した。ヴィーム・ソフトウェアが発表した。
同基盤は、千代田化工建設の勤怠管理システムで運用されている。同社は、2016年春にデータセンターにサーバーを統合し、統合仮想化基盤に移行、バックアップには複数の種類のソフトウェアを使用していた。しかし、バックアップ基盤のサイロ化による運用の非効率化やバックアップの取得そのものに時間がかかるなどの課題が発生していたため、統合バックアップ基盤の構築が急務となっていた。
「Veeam Availability Suite Enterprise Plusソリューション」について同社では、製品のパフォーマンスやシンプルで使いやすいインターフェースに加え、ヴィーム・ソフトウェアのサポー ト体制、Oracleの「Recovery Manager (RMAN)」 への対応などを評価し採用に至った。
導入後は問題なく稼動しているという。バックアップ時間も当初使っていたソフトウェアでは、新サーバーの初回バックアップに最大約3時間を要したが、現在は約3分で完了するようなった。また、同時並列でバックアップを走らせることができるため、システム単位でバックアップウインドウを調整するといった工数が大幅に削減できた。
同社では既存のバックアップシステムも「Veeam Availability Suite Enterprise Plusソリューション」に入れ替えていく計画を進めている。将来的には、海外子会社のデータにも適用させていく予定だ。