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日本株展望

3月期決算企業の業績予想--景気に暗雲、業績見通しは?

ZDNet Japan Staff

2019-05-29 09:58

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 今期の企業業績見通しは小幅増益
  2. 日本株はPER・配当利回りから評価して割安と判断

 これら2点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

今期の企業業績見通しは小幅増益

 米中ハイテク戦争がエスカレートして世界景気が悪化する懸念があるため、日経平均株価の上値が重くなっている。それでも、企業業績の先行きに日本企業はさほど悲観的になっていないという感触を得ている。

 3月期決算主要841社の純利益(前期比増減率)についてまとめた以下の表をご覧いただきたい。

東証1部3月期決算主要841社の連結純利益(前期比):2016年3月期~2019年3月期(実績)、2020年3月期(予想)

出所:楽天証券経済研究所が作成。2020年3月期について、純利益の会社予想を発表していない野村HD、オリックス、信越化学、ソフトバンクG、リクルートHD、日本製鉄、JFE・東京電力HDなど15社は市場予想を、三菱UFJ FGは会社目標を使った。市場予想は、5月20日時点の日経QUICKコンセンサス予想
出所:楽天証券経済研究所が作成。2020年3月期について、純利益の会社予想を発表していない野村HD、オリックス、信越化学、ソフトバンクG、リクルートHD、日本製鉄、JFE・東京電力HDなど15社は市場予想を、三菱UFJ FGは会社目標を使った。市場予想は、5月20日時点の日経QUICKコンセンサス予想

 世界景気減速、特に中国景気悪化の影響を受けて、前期(2019年3月期)は-6.2%の減益となった。ところが、始まったばかりの今期(2020年3月期)について、会社が発表している純利益予想(15社は市場予想)を集計したらプラス2.4%の増益だった。

 期初には慎重な見通しを出す傾向の強い日本企業であるから、小幅の減益予想になると見ていた。景気減速に加えて、今期は消費増税という悪材料も待っているからだ。

 それが増益予想で出ているのは前向きに評価できると思う。決算説明会では今上期(2019年4~9月)は減益が続くものの、下期(2019年10~2020年3月)に回復を見込んでいる会社が多いことが分かった。

 米中ハイテク戦争は重大なリスクだが、それがエスカレートしなければ、人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)、第5世代移動体通信(5G)などの拡大によって、業績は回復に向かうとの感触を持っていることが分かる。

 楽天証券経済研究所では、世界景気は2019年に悪化し、2020年に回復すると予想している。その前提で今期の純利益は+4.9%の増益になると予想している。

 念のため補足するが、日本経済新聞社の5月18日の朝刊には、3月期決算企業の今期純利益予想は「前期比2.8%減」と報道されていた。これは、金融を除く全産業ベースで集計したものである。金融まで含めた集計では小幅の増益予想となる。

 楽天証券経済研究所では、金融まで含めた全産業ベースの主要841社について集計している。

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