SAPジャパンは、世界最大規模のB2Bクラウドプラットフォームを提供する「SAP Ariba」に、ソーシングから決済に至る調達タスクの管理における包括的な可視性、インテリジェンス、コントロールを実現する新機能「Procurement Operations Desk」を追加すると発表した。
SAP Aribaは、B2Bクラウドプラットフォームによって企業間をつなぎ、企業取引をスムーズに効率化する。Ariba Network上には現在190カ国380万社のバイヤー・サプライヤーが参加しており、ネットワーク上で、バイヤーは一連の購買業務の管理(支出管理、削減につながる新規サプライヤー発掘、サプライチェーン健全化)を、サプライヤーはバイヤーとの効率的な関係拡大(販売プロセスの簡素化、キャッシュ管理の改善)を図ることができる。
今回提供されるProcurement Operations Deskは、業務管理機能をデジタル化、自動化することにより、調達業務部門の効率を向上させる。ソーシングから決済に至るタスクの管理、追跡、優先順位付け、サプライヤー、社内関係者全体とのコラボレーションに対応を自動化し統合する。これにより、要求部門や経営マネジメントが要請するサービス水準(SLA)を満たすことが可能となり、支出管理の精度と効率性を改善できる。さらに、エンドツーエンドのプロセスを一つのフォームで管理・統制することで、フロントオフィスのプロセスとバックオフィスのプロセスが連携を強固にできる。
SAPジャパンでは、同機能により企業とその調達部門が、SLAや生産性の向上、コラボレーション強化だけでなく、全ての調達業務に対する優れた可視性とコントロールや人的ミスや見落としの削減、より効果的なリソース配分とバランスのとれたワークロードの実現などのメリットがあるとしている。