編集部からのお知らせ
SNS分析のトレンドまとめ
注目「Googleのクラウド事業を読み解く」

竹中工務店とHEROZ、AI搭載の空間制御システムを実証実験

大場みのり (編集部)

2019-06-06 16:39

 竹中工務店とHEROZは、HEROZが提供する人工知能(AI)「HEROZ Kishin」を用いた空間制御システム「Archiphilia Engine(アーキフィリア エンジン)」を共同開発したと発表した。竹中工務店が設計施工した「EQ House」のプロジェクトで、6 月5日に実証実験を開始したという。

 両社によれば、通常の建物設備システムは、設備管理員が手動で室内の温度や湿度などの運転条件を設定しているが、Archiphilia Engineではセンサーから取得したビッグデータとAIを使ってシステムが運転条件を最適化し、省エネルギーや省人化を可能にする。さらに、フィードバックデータを継続的に学習することで、入居者の嗜好に合った室内環境を提供する。

 同システムでは、HEROZ Kishinとビルコミュニケーションシステム(ビルコミ)が収集・保存しているデータが連携する。現時点では、設備制御にビルコミを介する必要があるが、通信規格「BACnet」などにより、直接的に建物設備システムを制御する拡張もできるという。

(出典:竹中工務店、HEROZ)
(出典:竹中工務店、HEROZ)

 ビルコミは、建物設備システムや IoT データの効率的な活用のため、オープンな通信規格を採用したプラットフォーム。 データの収集と保存だけでなく、遠隔からの建物制御も実現する。収集されたデータは、クラウドからリアルタイムで可視化されることに加え、ビッグデータ処理基盤に保管されるため、ビッグデータの活用が容易だとしている。

 EQ Houseには、入居者や環境情報のリアルタイムかつ詳細な把握に向けて、環境センサー、人感センサー、ウェアラブルセンサーといったIoTセンサーを配置。加えて、明システムや 空調システム、建物設備システムから得たデータもEQ Houseで運用されている演出システムなどに活用する。両社は、これらのデータをクラウドに収集し、Archiphilia Engineで処理することにより、高度に設備制御された空間を実現するとコメントしている。

EQ Houseの外観(出典:竹中工務店、HEROZ)
EQ Houseの外観(出典:竹中工務店、HEROZ)
EQ Houseの内部(出典:竹中工務店、HEROZ)
EQ Houseの内部(出典:竹中工務店、HEROZ)

 実証実験期間はEQ Houseがオープンしている約2年間を予定。両社は今回の成果をもとに建物設備へのAI適用を進めていくとしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    マンガで解説、移行済みの担当者にも役立つ! Windows10移行&運用ガイド

  2. クラウドコンピューティング

    カギは物理世界とクラウドの接続あり!成果が出やすいIoT活用のアプローチを知る

  3. クラウドコンピューティング

    IoTにはこれだけのサイバー攻撃リスクが!まずはベストプラクティスの習得を

  4. セキュリティ

    エンドポイントの脅威対策をワンストップで提供 現場の負荷を軽減する運用サービス活用のススメ

  5. クラウドコンピューティング

    家庭向けIoT製品の普及とともに拡大するセキュリティとプライバシー問題─解決策を知ろう

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]