東洋紡は、日本IBMとビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)契約を締結し、4月より中国・大連のBPOセンターに、財務・経理業務を委託開始した。日本IBMが発表した。
東洋紡では、仕事の仕方、会社の制度や意識の変革を進めており、財務・経理部門においても、自前主義(自社主義)の業務遂行形態を根本から見直し、財務・経理業務の一部業務についてBPO採用を決定した。BPO業務設計に合わせてビジネス・プロセス・リエンジニアリング(BPR)を推進し、BPO移行業務を中心にプロセスの標準化を進め、業務の平準化、効率化を図っている。
同社財務・経理部門では、BPO採用により創出できた人的リソースをグローバルおよびグループの統制・統括活動に活用していく。部門全体としては戦略的会計部門として、経営判断に活用するための経営データの分析・提供など、より高付加価値な業務へのシフトを目指す。