ユナイテッド&コレクティブは、ウイングアーク1stが提供するクラウド型のBI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボード「MotionBoard Cloud for Salesforce」を導入、日次の定型レポートのみならず、さまざまな役職や担当業務に応じた自由な切り口で、詳細なデータを把握できるようになった。1時間以上かけて行っていたデータ集計の作業時間はゼロになった。
ユナイテッド&コレクティブは、居酒屋「てけてけ」やハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」など、複数の業態からなる外食チェーンを展開している企業。店舗数は91店(2019年2月現在)で、2015年からデータの可視化に取り組んでいる。
クラウド型のリレーショナルデータベース(RDB)サービス「Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)」に蓄積されたPOSデータ、営業支援システム「Salesforce」で管理している各店舗の日々のオペレーション情報や従業員の勤怠情報などを、MotionBoard Cloud for Salesforceで一元的に集約し、スマートフォンでKPI(重要業績指標)を速やかに確認できるよう可視化した。利用画面(出典:ウイングアーク1st)
このBI環境を活用し、店長は日々の売り上げやコスト、従業員の勤怠などをチェック。スーパーバイザーやエリアマネージャーは、担当店舗・地域に起こっている問題を早期に把握して対処する。また本部スタッフや経営陣は、チェーン全体の状況を確認した上で新たな施策を立案していく。
同社は今後、予測と実績の両面から施策を検証するデータの可視化を計画している。また、それぞれの担当店舗・地域で起こっている問題をできるだけ早期に察知するために、さまざまなKPIに大きな変化が表われたときに即座に通知するプッシュ形式での情報発信を検討している。