バーニーズジャパンは、セールスフォース・ドットコムのECサイト構築パッケージ「Salesforce Commerce Cloud(Commerce Cloud)」を採用した。セールスフォース・ドットコムが6月10日に発表した。
バーニーズジャパンは、高級衣料品・雑貨店「バーニーズ・ニューヨーク」の日本法人。国内では、アウトレットを含めて12店舗を展開している。セールスフォース・ドットコムによると、バーニーズジャパンでは買い物におけるニーズが多様化する中、若い世代をはじめとする新規顧客の獲得に向けてオムニチャネルの強化が課題となっていた。バーニーズジャパンはクロスチャネルでのマーケティングキャンペーンで「Salesforce Marketing Cloud」を導入しており、これとの統合を見据えてCommerce Cloudが採用されたという。
バーニーズジャパンは、ECサイトでも質の高い接客を目指しているため、人工知能「Einstein(アインシュタイン)」によるレコメンデーションや、多様なモバイル決済への対応などがCommerce Cloudの標準機能として搭載されている点も評価したとのことだ。自社の小売り基盤を刷新することで、業務の内製化を進めていくという。
バーニーズジャパンは今後、ECサイトにおける顧客の買い物行動を自社で分析し、そこで得た知見をもとに顧客満足度の高いキャンペーンやサービスを実施するとしている。