IBM、Db2に主要なAI言語に向けたドライバーを追加--AIアプリ開発が容易に

NO BUDGET 2019年06月11日 14時40分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 IBMは、Db2データベースの大規模なアップデートを発表した。Db2バージョン11.5ではオープンソースのプログラミング言語やフレームワークに対する一連のドライバーが数多く提供される。開発者はデータを分析したり、Db2を使ったアプリケーションへ機械学習モデルを組み込んだりしやすくなる。

 今後は、同一のコードベースを共有する3種類のエディションにポートフォリオがシンプル化され、Db2、Db2 Standard、Db2 Advancedという形で提供される。ユーザーは無償版からStandardやAdvancedへのアップグレードおよび拡大を、必要に応じて容易に行うことができ、既存のDb2クライアントについては、全てのライセンスをDb2バージョン11.5に転換できる。

 Db2バージョン11.5では、IBM Db2 WarehouseやIBM Db2 Big SQL、IBM Integrated Analytics System、既存のIBM PureData for Analytics(Netezza) システムといった、以前からあるDb2ファミリー製品のどれからもデータにアクセスすることが可能だ。またOracleやTeradata、Microsoft SQL Serverに、さらにはAmazon Redshiftのような新しいクラウドデータソースにもアクセスできる。

 サポート対象となる言語はGo、Ruby、Python、PHP、Java、Node.js、Sequelize。人気の高いフレームワークであるVisual Studio CodeやJupyter Notebookもサポートされる。これらに対する最新のドライバーとサンプルコードは、GitHubから入手できる。

 新たにAugmented Data Explorerも加わる。このツールはコンテナー化されているため、展開と管理が容易となっており、さらに動的なビジュアライゼーション機能も搭載している。これによりアプリケーション開発時のデータセットの探索スピードが向上し、Db2に質問を投げると、可視化されたデータや自然言語で書かれた要約といった、理解しやすい形で結果を受け取ることができるようになる。

 また、IBMのデータ仮想化(Data Virtualization)テクノロジーの新機能も利用できるようになった。これは、ユーザーが多様なデータソースにまたがる検索を容易に実行できるようにするテクノロジーで、開発者とデータ技術者は開発作業に集中し、データ移動に伴う抽出・変換・格納(ETL)プロセスに費やされる時間を最小化することが可能となる。ブロックチェーンに対するサポート機能も追加され、ブロックチェーンから直接データを引き出し、そのデータを他のデータソースと組み合わせて、解析機能やダッシュボードで利用できる。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft Inspire
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]