Dropboxが過去最大という最新のユーザー体験を発表--Slackなどとのシームレスな連携も実現

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-06-12 12:34

 Dropboxは米国時間6月11日、全プラットフォームで最新のユーザー体験を発表した。統合された最新のワークスペースと称しており、過去最大のユーザー向けの変更という。内容としては、DropboxはDropbox.comをはじめとするデスクトップ体験とモバイルアプリを刷新し、Slack、Zoom、Atlassianとのネイティブ統合を実現すると発表した。

Dropbox

 コンテンツ側では、ユーザーにファイル、様々なワークツールとチームを全て集めた単一のワークスペースを提供するとしている。その一部として、ユーザーはTrelloのボードなどの生産性ツール、Wikiページ、ニュース記事へのリンクのついたウェブコンテンツへのショートカットを作成して保存できる、とDropboxは説明している。

 G Suiteコンテンツとの連携も改善し、ユーザーはDropboxに保存しているGoogle Docs、Google Sheets、Google Slidesのファイルを作成したり、開いたり、編集や共有ができる。新しい検索機能では、1つの検索ボックスでDropboxプラットフォームにあるファイルを探すことができる。

 外部との提携では、DropboxはSlack、Zoom、Atlassianとネイティブに統合することで、Dropboxとの間のワークフローを統合した。例えば、Dropboxから直接Slackチャネルの会話をスタートしたり、ファイルを送ることができるし、Slackでの会話の中でDropboxのファイルを共有することも可能だ。

 ビデオ会議では、Dropbox内で共有したコンテンツを閲覧したり作業しながら、Zoom Meetingを始めたり参加することができるようになった。Zoom Meetingの間、ユーザーはDropboxにあるドキュメント、スライド、画像を共有して、画面上に表示することも可能だ。

 DropboxとAtlassianは2018年10月、それ以前の統合の一部としてZoomに戦略的投資を行っている。ここでは、お互いのユーザーインターフェース上で差別化された製品体験を構築することへのコミットも明らかにされていた。今回の発表は、そのコミットにDropboxがフォーカスした結果と言える。DropboxとAtlassianは、数カ月内にそれぞれのプラットフォームで密な統合を構築する計画だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]