千葉興業銀行は、人工知能(AI)を搭載したチャットボットサービス「Collam(コラム)」を導入する。6月から開発に着手し、10月から同行の公式サイトで利用できるようにする予定。同サービスを提供するJSOLが6月10日に発表した。
Collamは、三井住友銀行が日本マイクロソフトと共同開発したサービス。JSOLが製品化し、パブリッククラウド「Microsoft Azure」上で提供している。
千葉興業銀行は、Collamを顧客からの照会対応業務に活用する。サービスの選定では、学習に必要なデータの準備や、新たな知識を登録するための作業など、人手のかかる作業をいかに減らせるかがポイントだった。
Collamについては、システム自身が学習データを生成し、どのようなデータを登録するかを管理者に示唆するなど、運用負荷を大幅に軽減する仕組みが取り入れられていることが、採用の決め手となった。また、Microsoft Azureのサービスプラットフォーム(PaaS)として展開されており、短期間で導入が可能なことも採用理由として挙げられている。