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松岡功の一言もの申す

歴史は繰り返す--BI分野の買収劇は何を意味するのか

松岡功

2019-06-13 09:59

 Salesforce.comが米国時間6月10日、BI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェア大手のTableau Softwareを買収すると発表した。その4日前には、Googleが同じ分野の成長株であるLookerを買収すると発表した。実はBI分野ではおよそ10年前にも幾つかの衝撃的な買収劇が巻き起こった。まさに「歴史は繰り返す」ということか、当時と今回の買収劇の違いは何か――そこから今回の買収劇の意味を探ってみたい。

SalesforceがTableau、GoogleがLookerを買収へ

 SalesforceによるTableauの買収額は157億ドル(約1兆7000億円)。買収手続きは2019年10月末までに完了する予定だ。

 Salesforceの創業者で共同最高経営責任者(CEO)のMarc Benioff氏はこの発表に当たり、「われわれは世界でともにナンバーワンのCRM(顧客関係管理)とアナリティクスプラットフォームを1つにしようとしている」と述べた。このコメントからSalesforceがTableauをいかに手に入れたかったかがうかがえる。

 また、GoogleによるLookerの買収額は26億ドル(約2800億円)。買収手続きは2019年後半に完了する予定だ。

 Google CEOのSundar Pichai氏はこの発表に当たり、「LookerをGoogle Cloudに迎え入れることをうれしく思う。協力してお客さまが課題を解決できるように支援していきたい」と述べた。両社はもともと緊密な関係だったようだ。

 この2つの発表を聞いて、およそ10年前にBI分野で巻き起こった幾つかの買収劇を思い出した読者も少なくないのではないか。当時、買収額が大きかった順に紹介すると、SAPがフランスのBusinessObjects(BO)を48億ユーロ(約7900億円)で、IBMがカナダのCognosを50億ドル(約5400億円)で、Oracleが米Hyperion Solutionsを33億ドル(約3500億円)で、それぞれ買収した。

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