FriendlyELECの「NanoPC-T4」は、「Raspberry Pi」よりも高性能な選択肢を探しているユーザーや開発者向けのシングルボードコンピュータ(SBC)だ。この最新モデルはサムスンの「Chromebook Plus」と同じシステムオンチップ(SoC)を採用しながら、価格はその数分の1だ。
NanoPC-T4は「Rockchip RK3399」(2.0GHzデュアルコア「Cortex-A72」と1.5GHzクアッドコア「Cortex-A53」各1基を実装したBig.LITTLE構成のSoC)を搭載した100×64mmのSBCで、「Mali-T864」GPU、「4K VP9」および10ビットH.265/H.264ハードウェアビデオデコーダ、4GバイトRAM、16Gバイトのオンボードストレージを備える。
そのほかに、ヒートシンク、無線アンテナ、電源アダプタ、アクリルケースがバンドルされて価格は119ドルだ。NanoPC-T4は、Raspberry Piの有名な35ドルという価格と比べてかなり高額だが、Piシリーズはボードのみの販売であり、ケースオプションや電源はサードパーティーのインテグレーターから別途購入する必要がある。
(本記事は、TechRepublic Japanで2018年5月31日に掲載した記事からの転載です。続きはTechRepublic Japanでお読みいただけます)