「Google Chrome」大好き人間だから伝えたい“推し小技”--2019年上半期版(3)

池田園子

2019-06-25 07:30

 Googleのサービスが好きな者としては、仕事で使うブラウザもGoogle製の「Google Chrome」一択である。

 Google Chromeといえば豊富な「拡張機能」を持っていることでも知られる。自分に必要な拡張機能を追加することで、仕事が快適になることは間違いない。

 2017年にGoogle Chromeの拡張機能について取り上げたことがある。あれから2年、進化したGoogle Chromeおすすめの小技を、拡張機能に限らず紹介していきたい。

 そこで本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle Chrome便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第3回目で、「Mac」で使用する場合を想定。

1.メニューバーの「ファイル」を使いこなして時短化する

 Google Chromeを開いていると、メニューバーに「ファイル」がある。皆さんはファイルを使ったことがあるだろうか。あるいはヘビロテしているだろうか。

 「ファイル」を上手く使うと、仕事をとても時短化できる。たとえばGoogle Chromeで大量のタブを開いているとき、新しいタブを開くために右端までカーソルを移動し、「+」をクリックしにいくのは多少時間がかかる。とくにタブを開きすぎていると、「+」がとても小さく表示され、クリックしづらい。

 しかし、「ファイル」→「新しいタブ」をクリックすると、右端に新しいタブが開く。カーソルの移動を極力少なくできる利点があるのだ。

 「新規ウィンドウ」や「新規シークレットウィンドウ」を開きたいときも同様。ブックマークバー上部にある、右端にある3つの点が縦に並んだボタンから、「新しいウィンドウ」や「新しいシークレットウィンドウ」をクリックしなくても簡単に開く。

 また、うっかりウィンドウを閉じてしまった場合も、再びGoogle Chromeを起ち上げて「ファイル」→「閉じたタブを開く」と、これまで開いていたタブがすべて復元される。

 ローカルやクラウドサービスなどに保存したファイルを開きたいときは、「ファイル」→「ファイルを開く」をクリックしよう。ちなみに、この項で紹介した動作はすべてショートカットキーがある。

 メニューバーの「ファイル」をクリックすると、各動作の右横にショートカットキーが書かれているので、より時短化したい方は必要なものを覚えておくと良いだろう。

2.特定のタブを「左端固定」して業務効率化を図る

 メニューバーを使いこなす話を続けたい。メニューバーは左から「Chrome」「ファイル」「編集」「表示」……と並び、左端「ヘルプ」の横に「ウィンドウ」がある。

 仕事効率を上げたいなら、「ウィンドウ」も積極的に使いたい機能のひとつ。たとえば、Google Chromeを一旦最小化して、他のウィンドウやツールを使いたいときは、「ウィンドウ」→「最小化」をクリックしよう。

 今開いているタブをもうひとつ開きたいときは、「ウィンドウ」→「タブを複製」をクリックする。これは皆さんもときどき行うアクションではないだろうか。

 中でもとくに便利だと感じるのは、「ウィンドウ」→「タブを固定」をクリックし、特定のタブを左端に寄せて固定してしまうこと。「固定」というだけあって、固定したタブを開くと、タブを閉じる「×」ボタンが存在しない。

 固定表示を終了したい場合は、該当タブを開いた状態で「ウィンドウ」→「タブを固定」をクリック。このとき「タブを固定」にチェックマークが付いている状態だが、クリックするとチェックマークが外れ、固定も解消される。

 よく参照するタブや誤って閉じたくないタブは、「タブを固定」で左端に固定しておくと良いだろう。

3.「絵文字と記号」を瞬時に引っ張り出す

 メニューバーの「編集」も一度じっくり見てみてほしい。「編集」→「すべてを選択」では、開いたタブ内にあるすべてのテキストを選択できる。

 たとえば、制作したWebページのテキストに誤りがないか確認したいときは、テキストを全選択した後、「編集」→「コピー」を。それを別のツールにペーストして、最終チェックをすることが可能。

 「編集」→「絵文字と記号」も推したい機能である。ちょっとした絵文字や記号を使い、和ませるメールやメッセージをしたい、というときに使えるのだ。

 もちろん普通に文字を打ち込んでいて、絵文字や記号に該当するテキストを打てば変換されるわけだが、すべての絵文字や記号が予測変換に出てくるわけではない。

 「絵文字と記号」では全絵文字と記号が表示され、好きなものを選ぶことができる。知っているようで知らない人も多いのが、「編集」内にあるこの機能ではないかと個人的には思う。

 第4回に続く。

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