編集部からのお知らせ
ZDNet Japanが新しくなりました!
New! 懸念高まる産業機器のセキュリティ
米ZDNet編集長Larryの独り言

従業員体験や従業員エンゲージメントが一層注目を集めている理由

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2019-07-16 06:30

 労働市場における人材獲得競争が激しくなっていることを考えれば、従業員体験の向上を目的としたソフトウェアは今後重要な分野になる可能性が高く、多くの競合企業が、この問題にさまざまな角度から取り組んでいる。ただし、この分野の定義は定まっていないのが現状だ。

 顧客体験(CX)にはすでに多くの企業が力を入れているが、従業員体験についての取り組みは遅れている。その一因として、市場に毛色の違うさまざまなシステムが混在していることが挙げられる。しかし、従業員体験の向上にメリットがあることは比較的明らかだ。いくつかの例を挙げてみよう。

  • エンゲージメントの高い従業員が多いほど生産性は向上し、事業目標に沿った取り組みができる。
  • 従業員のエンゲージメントが高ければ、離職率は下がり、配置転換や新規採用にかかるコストも抑えられる。
  • エンゲージメントの高い従業員は、顧客ともよい関係を築く可能性が高い。

 ここに挙げたのは、比較的定量化しやすいものだけだ。ほかにも例えば、こうした従業員体験を向上させる取り組みは、株価を左右するようなニュースが発生するリスクを避けることにもつながる可能性がある。そもそも、「最高経営責任者(CEO)支持率ランキング」で下位になりたいと思うCEOなどいないはずだ。また、従業員体験を向上させる取り組みからは、人材の発見や維持に役立つさまざまなアナリティクスが得られる。

 Gallupは従業員エンゲージメントに関する調査を行っており、その長期的なトレンドについて示している。

Gallup

 しかし、具体的なことになってくると難しい要素もある。従業員エンゲージメントや従業員体験は、人事部門の話なのだろうか、それともマーケティング部門や通信、IT、デジタル変革などにも関係してくるのだろうか?懐疑的な見解を示す専門家もいる。Constellation ResearchのプリンシパルRay Wang氏は次のように述べている。

 私に言わせれば、この分野は「Jive」とともに一度死に体になっており、人々はこの分野をもう一度復活させようとしている。その中心は「Teams」や「Slack」だが、エンゲージメントを中心に据えた企業もあれば、もともとコラボレーションやアイディエーション、サポートデスクなどに関するエンゲージメントの強化に利用されるゲーミフィケーションのベンダーも存在する。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]