レノボ・ジャパンは全国の20~50代の社会人を対象にテレワークの利用実態やオフィスワークとテレワークを比較して勤務環境の満足度や生産性などを調査した。6月25日に調査結果を発表した。
調査対象者全員に総合的な勤務環境の満足度を聞くと、全体の約3割が「満足している」「やや満足している」と回答。これをテレワーク未導入企業と、導入企業に分けて見てみると、テレワーク未導入企業で勤務環境に満足していると回答した方が28.7%だったのに対し、テレワーク導入企業では56.0%と半数以上が勤務環境に満足しており、約2倍の差がある結果となった。
総合的な勤務環境の満足度をテレワークの利用頻度別で見てみると、週5日以上:76.7%、週1~4日:71.6%、それ以下:47.2%となり、テレワークの利用頻度が高いほど勤務環境の満足度が高くなる傾向が見られたという。
テレワーク従事者の56.0%が「出社して仕事をする時と比べて、テレワークは働きやすいか」という設問で「あてはまる」「ややあてはまる」と回答。これを年代別に見てみると、20代の約7割が「テレワークは働きやすい」と回答。30~50代でも、平均して約半数(50.7%)はテレワークについて働きやすさを実感しているという。
「出社して仕事する時に比べてテレワークの方が働きやすい」と思う割合
※あてはまる~あてはまらないの5段階評価のうち「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値(出典:レノボ・ジャパン)
テレワーク従事者に「出社して仕事をする時と比べて、テレワークが“働きやすい”と思うこと」の理由として、第1位に挙げたのが「通勤時間を作業時間に割くことができる」(51.5%)という回答。テレワーカーの約半数が時間を有効活用したいという意向がみられた。
「出社して仕事する時に比べてテレワークの方が働きやすい」と思うこと(n=200:テレワーク従業者全体、出典:レノボ・ジャパン)