勤務先が採用、導入している制度や働き方を調べるとテレワーク制度を導入している」は11.5%。テレワーク制度が会社に導入されているものの、テレワークの対象(テレワークで働くことを認められている)は6.7%となっており、普段からテレワークを実施しているのは4.9%と、ごく少数がテレワークを利用している実態が明らかになっている。
テレワークが可能だが、テレワークを活用していない個人に「テレワーク制度を利用していない理由」を聞くと、「職場の方が生産性が高い」(62.7%)や「職場の方が働きやすい」(60.8%)といった“職場の方が良い”という回答が上位になっている。

テレワークを活用していない理由(n=102:テレワーク制度を活用していない、出典:レノボ・ジャパン)
テレワーク従事者にテレワークを利用しにくいと思う理由についても調査をしたところ、「セキュリティが心配」(42.0%)、「資料などデータの共有がしにくい」(41.5%)「職場で実施される会議に参加できない」(37.5%)という回答が上位に。セキュリティ面に関する不安やデータ共有の煩わしさ、会議の予定があるためにテレワークできないなどの声が上位に挙がっている。

テレワークが利用しにくいと思う理由
※あてはまる~あてはまらないの5段階評価のうち「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値(n=200:テレワーク従事者全体、出典:レノボ・ジャパン)
テレワークが無制限にできるとしたら、どのようなことをしてみたいか、自由回答で聞くと「隙間時間を活用して、効率的に業務をしたい」「通勤をやめたい」のように、より効率的に自己裁量による仕事設計を希望する声がある中、「ひたすら引きこもってものづくり」「バカンスしながら仕事をしたい」のような声も見られたという。
6月11~12日にインターネットで20~50代の会社員の男女5922人を対象に調査した。スクリーニングで導き出したテレワーク従事者200人も含んでいる。