5月下旬の提供開始以来、Microsoftの「Windows 10 May 2019 Update/1903」機能アップデートはいくつかのバグと問題に悩まされてきた。しかし、1903に関して、(これまでに)筆者に寄せられた苦情の大半は、同アップデートをインストールしたいが、何らかの理由でできないというものだ。
提供:@jonwalz
Microsoftは、アップデートをインストールする準備が整っていない、またはインストールできないデバイスを所有する一部のユーザーが1903リリースを自発的に入手しようとしたときに表示される新しい通知を追加した。Windows Latestが先週最初に指摘したように、ユーザーが古いドライバーやそのほかの問題のあるマシンに1903をインストールしようとすると、以下のメッセージが表示される。
「Windows 10 May 2019 Updateがまもなく配信されます。当社はこのアップデートを互換性のあるデバイスに提供しますが、お客様のデバイスは準備が整っていないようです。準備が整い次第、このページでアップデートが利用可能になります。現時点では、お客様が何かをする必要はありません」
Microsoftはこの通知が1903のロールアウト戦略の一環であることを筆者に認めた。
Microsoftの広報担当者によると、「Windowsアップデートプロセスの品質/透明性を向上させるため、最新の変更を施した。この通知の開始もその一環である」という。
Microsoftの関係者は米国時間5月21日のブログ投稿で、April 2018 Update以前のバージョンのWindows 10を実行しているデバイスを対象に、Windows 10 1903への自動アップデートを開始する計画を明かした。Microsoftの関係者は先週、TwitterのWindows Updateアカウントを通して、これを可能にする機械学習ベースのロールアウトプロセスの構築と訓練に取り組んでいることを伝えた。
Microsoftがこれを実行する正確な時期と方法について、詳しいことはほとんど明かされていない。しかし、筆者が自動アップデート計画について、より詳しい情報を求めたところ、同社の広報担当者から以下の情報を得ることができた。
「Windows Updateを管理するコマーシャルライセンス顧客の場合は、デバイスへのアップデートの提供開始時期に関する自らのポリシーが尊重される。『Windows Update for Business』ポリシーを使用して、デバイスをアップデートするタイミングを決めているこれらの顧客に対しては、延期期間が終了するまで、アップデートが強制的に配信されることはない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。