リゾートトラストが「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を導入し、経営管理基盤を新たに構築した。試験導入の結果、事前準備、データ収集、集計処理、レポーティングの各項目でそれぞれ50%以上の業務時間削減が見込まれ、年間合計60%の業務時間の効率化が期待できるという。日本オラクルが発表した。
リゾートトラストは、会員権事業を核にホテルレストラン事業、メディカル事業をはじめ幅広い領域で事業を展開している。同社は、全従業員がタイムリーに経営管理情報を提供し、さまざまな軸で分析しながら、各部門が主体的にPDCAサイクルを実施できる仕組みを模索していた。また組織変更対応、集配管理、バージョン管理などに多くの時間を要していることや、コア業務の属人化が進んでいることが課題となっていた。
「Oracle Planning and Budgeting Cloud」は、理会計や予算管理で必要となるデータの入力および各種計算処理、レポートの作成や分析に至るまでを実現するクラウドサービス。リゾートトラストでは、同サービスについて、役職者がすぐに情報を把握でき、多角的な視点で、視覚的に分かりやすい予実分析が可能なことや、複数シナリオでの将来予測やシミュレーションができることなどを評価している。
また、自動集計で最新データを即座に確認できる点やデータの一元管理・バージョン管理が可能なことも採用の決め手となった。さらに同サービスによって、タスクリストとワークフローによる予算プロセス効率化し、業務の属人性からの脱却ができるとしている。