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UI開発支援ツールのインフラジスティックス、組込型ダッシュボードを開発

阿久津良和

2019-07-03 07:15

 インフラジスティックス・ジャパンは7月2日、アプリケーションにダッシュボードを組み込めるデータ可視化製品「Reveal(リビール)」などのロードマップを発表した。同社の試算によればダッシュボードを自社開発した場合は約7カ月の開発期間と約35万ドル(約3885万円)のコストが発生するが、Revealを用いることで開発期間を最大85%短縮し、開発コストの抑制も可能だと語る。

 Revealは組込型の「Reveal Embedded」とアプリケーション版の「Reveal App」の2種類を用意。税別価格はReveal Embeddedが年間600万円、Reveal Appが年間1万1800円。現在公式サイトでプレビュー版の試用が可能。

Infragistics 開発ツール担当シニアバイスプレジデント Jason Beres氏
Infragistics 開発ツール担当シニアバイスプレジデント Jason Beres氏

 サービスやアプリケーションの開発に携わる人間であれば、ユーザーインターフェースやユーザー体験(UI/UX)を避けて通ることはできない。InfragisticsはGUIコンポーネントスイートの「Infragistics Ultimate」、デザインプラットフォームの「Indigo.Design」を提供。開発ツール担当シニアバイスプレジデントのJason Beres(ジェイソン・ベレス)氏は「ユーザーの利便性に限らず、使い勝手や楽しさ、美しさを実現するのがUXの目標。UIはユーザーとアプリケーションの接点でUXとの組み合わせが重要になる」と説明する。

 30年にわたってUI開発支援ツールを提供してきた同社が提示したデータによれば、アプリケーション全開発工程においてUIコードが占める時間の割合は48%にもおよび、開発プロジェクトの5~15%が中止もしくは遅延を発生させている。他方で情報システム部門など企業の購入担当者がソフトウェア導入決定でUI/UXを重視する割合は73%と比較的高い。

 だが、要件定義や設計と比べると、実装段階以降のUI/UXの検討や改善のコストは指数関数的に増加するため、早期段階でユーザビリティーテストの実施が求められることが多い。一説には開発プロジェクトの後期のUI/UX変更は30倍以上のコスト増加につながるとも指摘されている。

 Beres氏はUXの向上と標準化によって「優れたUXはビジネス側に売り上げ増などの価値を創造し、開発側へも開発時間の短縮など利点を得られることを顧客のフィードバックを通じて知っている」と強調し、各ソリューションの活用を促した。

 2019年内のロードマップとして、Indigo.DesignにはクラウドベースのUIデザイナーやコードジェネレーター、Figma UX/Adobe XDのサポートなどの改良が加わる予定。Infragistics Ultimateに含まれるIgnite UIも機械学習機能やグリッド機能の拡張、ガンチャートやスケジュールの追加、チャートの拡充などを図る予定だ。

WPFアプリに組み込んだReveal Embeddedのダッシュボード。UI/UXや機能差は基本的に存在しない
WPFアプリに組み込んだReveal Embeddedのダッシュボード。UI/UXや機能差は基本的に存在しない

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