NEC、FIDO2対応のユーザーデータ活用基盤ソフトをリリース

NO BUDGET

2019-07-04 14:44

 NECは、モバイルサービスの本人確認に生体認証を利用できるユーザーデータ活用基盤ソフトウェアの機能強化版「NC7000-3A」を発売した。

 機能強化版は、FIDO(ファイド)アライアンスが定めるFIDO2に準拠し、ウェブブラウザ上でのログインに生体認証を利用できる。FIDO2対応で、従来のNC7000-3Aで実現していたモバイルアプリ利用時の生体認証ログイン(FIDO UAF対応)に加えて、PCやスマートフォンの対応デバイスによる生体認証が行える。また、USB/NFC/Bluetoothの通信規格に対応し、外付型認証デバイス(セキュリティキー)によるログインに対応、Android OSとiOSのアプリでは指紋と顔に加えて声認証にも対応する。

NC7000-3Aの強化ポイント
NC7000-3Aの強化ポイント

 FIDO2は、モバイル機器のバイオメトリクスやFIDOセキュリティキーなどを使ったウェブサイトおよびアプリケーションへの簡単で安全なログインを可能にする標準。固定パスワードより優れた堅牢な暗号学的セキュリティによって、ユーザーをフィッシングやパスワード盗難およびリプレイ攻撃などの脅威から保護する。

 組織はNC7000-3Aを利用することで、ID・パスワード認証の課題であるなりすましの防止や入力の手間を削減し、ECサイトやオンラインバンキング、自治体や官公庁が提供するウェブサービスなどを利用する際に、パスワードレス認証が可能となる。

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