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RPA展示会で見つけた6選--自社開発が増加、管理ツールも多様化 - (page 3)

藤代格 (編集部)

2019-07-24 07:00

5.「WorkFusion SPA」--NECとともにRPA 2.0を目指す

 6月にNECと提携を発表した米WorkFusion。日本法人となるワークフュージョンジャパン(新宿区)のブースでも、NECの担当者が協力。両社力を合わせて運営していた。

 NECのAIプラットフォーム事業部でマネージャーを務める可知久美子氏は、ワークフュージョンを“RPA 2.0”と説明する。「“NEC Software Robot”も含め、従来のRPAはタスクベースを自動化する“RPA 1.0”。小さい業務の処理は得意だが、人の判断が必要な場合や光学文字認識(OCR)と連携すると、フローの分断が発生する。多くのロボットが必要になってしまう。高次の自動化を求める多くの声があったことと、自分たち自身のユーザーとして感じた“こんなに良い製品は取り扱わなければ”という意見が取り扱いの決め手」と語る。

 ワークフュージョンのサーバー型RPA「WorkFusion SPA」は、RPAとAIやOCR、ビジネスプロセス管理(BPM)などをパッケージング。人間の判断が必要な場合なども含め業務プロセス全体を機械学習(ML)によって自動化するという。

 ワークフュージョンの営業統括本部長を務める妹尾明氏は「RPAの部分だけだと、正直そのほかのツールと大きく変わらない。創業者がマサチューセッツ工科大学の博士課程の研究をしていた際に、“MLをどう業務に役立てるか”という、逆の発想から生まれたツール。付加価値が高い部分はMLの部分」と説明する。

6.「デジタルレイバーステーション」--ツール以外の配慮にも対応

 SIerの日商エレクトロニクス(千代田区)は、6月6日に発表したRPA運用管理SaaS「デジタルレイバーステーション」を紹介。同社のデジタルレイバー推進部 一課で課長を務める遠山明秀氏は「増えつつある、RPAの管理を課題とする方に向けたサービス」と説明する。

 市場が拡大傾向にあるRPAは、構築したロボットの管理という課題が浮上しつつあるいう。「RPAのユーザーでもある経験を生かしている。業務、ロボット、エラー、稼働する端末などのツール情報、案件ステータスなど、RPAに必要な情報を一元管理できる」(遠山氏)

管理画面イメージ(出典:日商エレクトロニクス)
管理画面イメージ(出典:日商エレクトロニクス)

 現在は「Blue Prism」の対応に注力しているが、「WinActor」や「BizRobo!」など、同社が取り扱うほかのRPAにも対応していくという。「管理という意味では、数百個のロボットを動かすサーバー型RPAの方が重要になるだろう。ほかのRPAツールとあわせて視野に入れてアップデートしていく」(遠山氏)

 担当者間のメッセージ機能も搭載。RPA関連業務として出現しつつある、利害関係者との調整といった“ツール以外の配慮事項”にも対応するという。円滑な意思疎通を促進し、拡大する環境での効率的な管理を目指すサービスになるという。

 RPAユーザー100社を対象としたトライアル期間中で、年内は無償提供。以降の提供予定価格は税別月額料金5万円。

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