AFF C190は上位モデルと比べるとシンプルな構成になっており、選択可能なストレージは4種類、ネットワークも2種類と、計8種類のモデルから選択する形となる。ただ、「OSは上位モデルと同じONTAP 9.6。エントリーに位置付けながらも提供する機能はハイエンドモデルと同等」(ネットアップ システム技術本部 ソリューションアーキテクト部 シニアソリューションアーキテクト 大野靖夫氏)
インラインデータの削除や重複排除・圧縮、シンプロビジョニングやスナップショットといった機能を提供し、従来の非同期に加えて、同期型のSnapMirror Synchronousがライセンスを含めて提供する。プロトコルはFC、iSCSI、NFS、SMB。転送モードもStrict Synchronous、Synchronousをサポートする。また、

ネットアップ システム技術本部 ソリューションアーキテクト部 シニアソリューションアーキテクト 大野靖夫氏
参照頻度の低い“コールドデータ”をクラウドへ自動的にティアリングする「FabricPool」を搭載。Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)、IBM Cloud、Alibaba Cloudといったパブリッククラウド、NetApp Storage GRIDやIBM Cloud Object Storageなどのオンプレミス環境へ退避できる。
FabricPoolをクラウドで利用する場合は10TBまでのライセンスが無償提供されるため、事実上プラス10TBの容量を得ることになる。この他にもNetAppが蓄積した4PBのデータを機械学習にかけた知見によってストレージを予測、分析するサービス「Active IQ」には、必要なパフォーマンスを分析、予測するとともにデータ保護にリスクを持つボリュームの識別、オールフラッシュへ移行すべきワークロードの推奨などの機能が加わった。

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