電算システム、クラウド型BI「Looker」を販売--GCPのDBサービスと組み合わせ

ZDNET Japan Staff

2019-07-05 12:42

 電算システムは7月5日、米Looker Data Sciencesとパートナー契約を締結し、同社のクラウド型ビジネスインテリジェンス(BI)サービス「Looker」の販売を開始すると発表した。米Googleのパブリッククラウド「Google Cloud Platform」(GCP)のデータベース(DB)サービス「BigQuery」「CloudSQL」「CloudSpanner」などと組み合わせて提供していく。

 Lookerは、独自のモデリング言語「LookML」を用いて指標の定義を行うことで、SQLを自動生成してテータを取得する点が特徴。あらかじめ定義された指標を利用することで、分析結果などデータの一貫性を担保できるとする。また、Looker自体にデータを保持しないため、BIがデータ分析のボトルネックになることはないとしている。Gitリポジトリと連携してLookMLをバージョン管理できるといった特徴もある。

 近年は、分析機能を自社のサービスに組み込んで提供する「 Embedded Analytics(組込型アナリティクス)」の領域で活用が増えてきているという。

 なお、Googleは6月、Lookerを26億ドルで買収する計画を明らかにしている。買収後、Lookerは「Google Cloud」に加わる見込みとなっている。

Lookerダッシュボード(出典:電算システム)
Lookerダッシュボード(出典:電算システム)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    ITSMの手法を組織全体に拡張、エンタープライズサービス管理(ESM)がもたらすメリット

  5. クラウド基盤

    信頼性と生産性を両立するアプリ環境の構築とは--先進的なIT戦略に取り組むためのガイドブック

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]