電算システムは7月5日、米Looker Data Sciencesとパートナー契約を締結し、同社のクラウド型ビジネスインテリジェンス(BI)サービス「Looker」の販売を開始すると発表した。米Googleのパブリッククラウド「Google Cloud Platform」(GCP)のデータベース(DB)サービス「BigQuery」「CloudSQL」「CloudSpanner」などと組み合わせて提供していく。
Lookerは、独自のモデリング言語「LookML」を用いて指標の定義を行うことで、SQLを自動生成してテータを取得する点が特徴。あらかじめ定義された指標を利用することで、分析結果などデータの一貫性を担保できるとする。また、Looker自体にデータを保持しないため、BIがデータ分析のボトルネックになることはないとしている。Gitリポジトリと連携してLookMLをバージョン管理できるといった特徴もある。
近年は、分析機能を自社のサービスに組み込んで提供する「 Embedded Analytics(組込型アナリティクス)」の領域で活用が増えてきているという。
なお、Googleは6月、Lookerを26億ドルで買収する計画を明らかにしている。買収後、Lookerは「Google Cloud」に加わる見込みとなっている。

Lookerダッシュボード(出典:電算システム)