Microsoftが定期的に実施予定の新会計年度の組織再編による影響は、今も続いている。今週は、フィールドセールスチームが再編され、何人かの個人が解雇される。
筆者が詳細にお伝えした先頃の「Microsoft 365」マーケティング部門の再編と同様、セールス部門の再編も米国時間7月1日に予定されていた。しかし、Microsoftが同社でModern Desktop Technical Sales Professional(TSP)の役割を廃止することを現場に伝えたのは、今週に入ってからだった。情報筋によると、その結果、それらのTSPの何人かは新しいポストに配属されることになったという。また、社内で新しい仕事を見つけるための期間を与えられている者もいる一方で、解雇される者もいるという。
筆者はMicrosoftの関係者に対し、それらのうわさが事実なのかどうか、そして、何人が解雇されるのかを尋ねた。
広報担当者は、「さまざまな地域やチームで、主に現場の一定数の職員が解雇された」と述べた。広報担当者によると、同社は解雇された人数についてコメントするつもりはないという。
情報筋の1人によると、Microsoftでは組織再編が定期的に実施されるが、今回の組織再編はそれよりもはるかに大規模で、かなりの人数が解雇される見通しだという。
Microsoftは2019年1月、組織再編の一環として、コマーシャルセールス事業の約200のポジションを削減した。情報筋によると、今週の解雇者数はそれよりも多いという。しかし、今回のセールス部門の再編は2017年7月の組織再編に比べるとはるかに小規模だ。同社は当時、主に現場で数千人を解雇し、より技術的な知識を現場の営業担当者に求めるモデルに移行した。
Modern Desktop TSPの廃止は、同社がWindowsの会社というスタンスから離れようとする意向が汲み取れることから、注目に値する。Modern Desktop TSPの主な役割は、Windows 10を(「Office 365」「Enterprise Mobility + Security」とともに)販売することだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。