NECとBox Japanは7月11日、クラウドコンテンツマネジメント分野における協業を強化すると発表した。NECは、グローバル情報共有基盤にBoxを採用した国内最大規模のユーザーとして、その知見・ノウハウに基づくソリューションをBoxと共同で提供する。
AI(人工知能)の分野においては、顔認証技術を用いたログイン機能や、自動応答技術を使ったヘルプデスク機能を提供する予定。また、NECによる業種・業務特化型のパッケージソリューションと、世界で9万5000社が導入するBoxのユースケースを組み合わせ、生産性向上や働き方改革を支援するソリューションを提供するとしている。
NECは2017年にBoxの取り扱いを始めており、デジタル経営の中核となる「ワークスタイル変革」を支える基盤として活用している。グローバル170カ国で事業を展開する同社グループの全社員10万人が利用する。
今回の協業を受けて、NECは、Boxの導入支援と業務システムとの連携開発などを行うエンジニアを今後3年間で100人に増員する計画だ。