
EternalBlue
本来の意味から言えば、EternalBlue自体はマルウェアではなくエクスプロイトと呼ぶべきものだが、国家機関によって開発されたものであるため、このリストに入れておくべきだろう。EternalBlueは米国のNSAが作成したものとされ、「Shadow Brokers」と呼ばれる謎の多いハッカーグループが、2017年にこのコードをオンラインで公開したことで公になった。
公開後はまず暗号通貨マイニングを行う攻撃キャンペーンで使用されたが、この攻撃コードが有名になり、世界的に認知されたのは、2017年に大流行したWannaCryやNotPetyaなどのランサムウェアで使用されたためだった。
その後も、EternalBlueは生き残り、あらゆる種類のサイバー犯罪活動で使用されているとみられる。