
TRITON
比較的新しいマルウェアとして「TRITON」(「Trisis」とも呼ばれている)がある。このマルウェアはロシアの研究機関によって開発されたと考えられている。
2017年に登場したTRITONは、Schneider Electricの「Triconex」安全計装システム(SIS)コントローラーを不正に操作するよう特別に開発されたマルウェアだ。FireEyeやDragos、Symantecの技術レポートによると、TRITONの狙いは、製造プロセスを停止させること、あるいはSISで制御される機械を安全でない状態で作動させることのいずれかだったという。その後TRITONのコードは流出し、最終的にGitHub上で公開された。