国家関与の高度で危険な18のマルウェア - 6/18

Catalin Cimpanu (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 石橋啓一郎

2019-08-16 06:30

Industroyer

 「CrashOverride」とも呼ばれている「Industroyer」は、ロシア国家の支援を受けたハッカーらによって開発されたマルウェアのフレームワークであり、2016年にウクライナの電力網を狙ったサイバー攻撃で使用された。

 この攻撃は、ウクライナの首都キエフの一部を1時間にわたって停電に陥れた。ウクライナの電力網への攻撃はこれが初めてではなく、2015年にも電力会社3社が攻撃を受けていた。Industroyerはその2015年の攻撃で用いられた「Havex」や「BlackEnergy」といった既存マルウェアに続くものだと考えられている。しかし、産業制御システムを標的にした汎用のWindowsマルウェアであるHavexやBlackEnergyとは異なり、IndustroyerにはSiemensの電力網設備に特化したコンポーネントが含まれていたとされる。

Industroyer

 「CrashOverride」とも呼ばれている「Industroyer」は、ロシア国家の支援を受けたハッカーらによって開発されたマルウェアのフレームワークであり、2016年にウクライナの電力網を狙ったサイバー攻撃で使用された。

 この攻撃は、ウクライナの首都キエフの一部を1時間にわたって停電に陥れた。ウクライナの電力網への攻撃はこれが初めてではなく、2015年にも電力会社3社が攻撃を受けていた。Industroyerはその2015年の攻撃で用いられた「Havex」や「BlackEnergy」といった既存マルウェアに続くものだと考えられている。しかし、産業制御システムを標的にした汎用のWindowsマルウェアであるHavexやBlackEnergyとは異なり、IndustroyerにはSiemensの電力網設備に特化したコンポーネントが含まれていたとされる。

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