日本株展望

利下げ予告でNYダウ最高値--それでも上値重い日本株を「買い」と判断する理由

ZDNet Japan Staff 2019年07月16日 10時14分

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 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. NYダウは最高値更新でも日本株の上値重い
  2. Powell FRB議長は7月の利下げを事実上予告
  3. 日本株は買い場の判断を継続

 これら3点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

NYダウは最高値更新でも日本株の上値重い

 先週(7月8~12日)の日経平均は1週間で61円下落して2万1685円となった。Powell FRB(米連邦準備制度理事会)議長は10日の議会証言で、7月30~31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げを事実上予告した形となった。それを好感してNYダウ平均株価は11、12日に2日連続で史上最高値を更新した。ところが、利下げが何回も続くとドル安(円高)圧力が高まることへの警戒感があることから、日本株は上値の重いままだった。

NYダウ・日経平均・上海総合株価指数の動き比較:2017年末~2019年7月12日、上海総合のみ7月15日まで

出所:2017年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成
出所:2017年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成

 企業業績への不安も先週の日経平均の上値を抑えた。7月11日に安川電機(6560)が2020年2月期の第1四半期(2019年3~5月期)の決算を発表したが、純利益は前年同期比マイナス70%の減益だった。受注もマイナス17%と減少しており、業績低迷が長引くことが懸念された。安川電機は中国関連・設備投資関連の代表銘柄であるため、三菱電機・ファナックなど中国関連・設備投資関連全般に日本株が売られる要因となった。

 日本政府が半導体製造などに使われる韓国向けの化学品3品について、安全保障上の理由から輸出管理を強化したことも不安材料となっている。韓国の半導体大手が一時的に生産停止に陥る可能性も出ており、短期的には半導体産業の下押し材料となる可能性がある。

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