7月22日~9月6日に「テレワーク・デイズ2019」が実施される。2017年から始まったテレワーク・デイズだが、今回は来年開催される東京五輪のテストとして1カ月間実施される。
テレワーク・デイズ2019を踏まえて、ロジクールは7月18日、テレワーク応援プログラムの実施とウェブ/ビデオ会議向け製品「Tapルームソリューション」を発表した。テレワーク応援プログラムは7月22日~9月27日に実施。Tap体験&相談会を本社で開催するなど多くの施策を用意する。
Tapは、ウェブ/ビデオ会議用タッチパネルとカメラ、スピーカー、マイク、ミニPCをセットにした。Microsoft Teams Room&Skype Room Systems、Zoom Rooms、Google Hangouts Meetの認定を受け、それぞれのサービスの設定がプリインストールされている。

(左から)Microsoft用、Zoom用、Google向けTapルームソリューション

ロジクール 代表取締役社長 笠原健司氏
アプリケーション側の連絡先がタッチコントロールにリストアップされるため、ワンタッチで会議を開ける。Google Hangouts Meet用Tapルームソリューションは8月下旬、その他2構成は9月上旬からの出荷を予定している。価格は発表日時点で未定。近日中に発表する。
「ロジクール=コンシューマー(消費者)向け製品を多数輩出している企業」という印象が強いかもしれないが、近年は企業向けのウェブ/ビデオ会議システムに注力していると語るのは、同社代表取締役社長 笠原健司氏。米本社Logitech Internationalのビデオコラボレーション(VC)ビジネスは年平均成長率(CAGR)が43%と堅調で、「日本でも高い成長率でビジネスが加速している」(笠原氏)
ロジクールはウェブ/ビデオ会議システム市場に好機を抱いており、「世の会議室でウェブ/ビデオ会議システムを導入している割合は5%未満。95%というブルーオーシャンのビジネスチャンスがある」(笠原氏)とし、製品ポートフォリオの拡充を2016年から注力してきた。その成果となるのが今回のTapである。
ITリテラシーが高くない、もしくは頻繁にウェブ/ビデオ会議システムを利用しない利用シーンを踏まえてTapはMicrosoft TeamsやZoom、Google Hangoutsのユーザーインターフェース(UI)を「ロジクールTapタッチコントローラ」に映し出す。会議参加者は“参加”ボタンをタップするだけで、即座にウェブ/ビデオ会議への参加が可能になる。カメラのオンオフや音量などもタッチコントローラで操作できる。