NECは7月23日、顔認証エンジン「NeoFace」を採用した「顔認証ソリューション for オフィス」の強化を発表した。クラウド管理機能を強化するほか、パートナーとの共同ソリューションも拡大させ、同日から順次提供していく。
同社サービスの強化としては、「NeoFace 顔情報マネジメントサービス」と「NeoFace 顔登録 Webサービス」を提供する。
NeoFace 顔情報マネジメントサービスは、認証に必要な顔情報の管理と入退管理などの各種システムと情報共有を行う機能を提供するもので、7月26日からこれにポータル管理画面を追加する。これにより、共有している顔情報や登録内容の一覧、システムごとの共有状況を管理画面で確認でき、運用管理者の負担を軽減する。和歌山県で行われた「IoT おもてなしサービス実証」や、NECのユーザーカンファレンス「C&C ユーザーフォーラム&iEXPO 2018」などでの成果を商用化したという。
「NeoFace 顔情報マネジメントサービス」のダッシュボードのイメージ(出典:NEC)
一方、NeoFace 顔登録 Webサービスでは、ユーザー自身がスマートフォンなどで撮影した顔画像をクラウド上に登録したり、蓄積したりすることで、各種の顔認証システムの利用を容易にするという。9月下旬に提供を開始する。
「NeoFace 顔登録 Webサービス」のイメージ(同)
パートナーとの共同ソリューションでは、新たにアイホンと「IP ネットワーク対応インターホンIX システム」を提供するほか、オービックビジネスコンサルタントと提供する「奉行Edge 勤怠管理クラウド」では、顔認証による出退勤情報の連携を強化した。