編集部からのお知らせ
Pick up! ローコード開発の行方
「これからの企業IT」の記事はこちら

“ウェブの父”バーナーズ・リー氏、「ウェブのための協定」最初の草案を公開

Katie Collins (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2019-07-23 10:41

 ワールドワイドウェブ(WWW)の生みの親であるTim Berners-Lee氏は、ポルトガルのリスボンで2018年11月5日に開催された「Web Summit」で、当時30周年を迎えたウェブを今後何世代にもわたって強化し保護するため、「Contract for the Web」(ウェブのための協定)を作成する取り組みに協力してほしいと呼びかけた。それから9カ月が経過した今、その協定の最初の草案が公開された。Berners-Lee氏は、今後の展開の仕方について、人々の意見を求めている。

提供:Pedro Fiúza/NurPhoto via Getty Images
提供:Pedro Fiúza/NurPhoto via Getty Images

 Berners-Lee氏は、欧州原子核研究機構(CERN)で若き物理学者として働いていたときにWWWを生み出したが、ヘイトスピーチが拡散したことに動揺し、検閲や政府によるインターネットの閉鎖についても同じく懸念している。同氏の現在の目標は、WWWの未来を保護し、よりよいものにするため、インターネットユーザーを含むさまざまな分野から署名を集めることだ。

 当初より、Berners-Lee氏はこの協定について、さまざまな人々が協力するオープンソースに近い形態の文書にした。協定には、政府、企業、市民を対象とするガイドラインが含まれるが、協定の策定に関して、それら3つのグループの意見も求めている。草案を今公開することで、この協定に関する議論が活発化し、次の草案に反映すべきフィードバックがもたらされることを、Berners-Lee氏が創設した非営利組織World Wide Web Foundationは期待している。

 この協定の主な焦点の1つはアクセシビリティー、つまり、あらゆる人がインターネットにアクセスできるようにすることだ。政府にとって、これは、どこに住んでいる人でも積極的にオンラインに参加できるようにすることを政策目標として掲げることを意味する。さらに、そのアクセスを制限したり遮断したりしないことや、人々のプライバシー権を保護することも意味する。企業にとっては、体系的に排除されたグループのニーズに対処する方法や、データ保護権を守り支持することについて、もっと積極的に考えることを意味する。

 この協定は、市民である私たちに対して、クリエーターやコラボレーターになり、あらゆる人にとって魅力的なコンテンツ群がウェブ上に存在する状態を維持することを求めている。それは、市民の談話と人間の尊厳を尊重する強力なコミュニティーの構築に参加し、ウェブがグローバルな公的資源として開かれた状態を維持できるように戦うことも意味する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  2. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  3. クラウドコンピューティング

    家庭向けIoT製品の普及とともに拡大するセキュリティとプライバシー問題─解決策を知ろう

  4. クラウドコンピューティング

    クラウドの障害対策を徹底解説!4つの方法とメリット、デメリット

  5. セキュリティ

    サイバー犯罪の標的となるMicrosoft製品、2019年に悪用された脆弱性リストからの考察

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]