米信用情報大手Equifax、2017年の情報流出めぐり最大約750億円支払いで合意

Charlie Osborne (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ) 編集部 2019年07月23日 13時28分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 米信用情報会社のEquifaxは米国時間7月22日、2017年に起こしたデータ漏えい事件に関する米連邦取引委員会(FTC)や米消費者金融保護局(CFPB)、州当局らによる調査で最大7億ドル(約756億円)を支払うことに同意した。

 このセキュリティ事件の原因は、「Apache Struts」に存在していた既知の脆弱性にEquifaxが対応しなかったことにあるとされた。この脆弱性の修正パッチは、データ漏えいの2カ月前から公開されていた。

 このことが、ハッカーがEquifaxのシステムをハッキングし、1億4000万件を超えるユーザーの情報を盗み出すことにつながったとみられる。

 米国のほか、カナダや英国の顧客の氏名や社会保障番号、生年月日、自宅住所、運転免許証情報の一部などの個人情報が盗まれた可能性があるとされた。

 合意条件に従い、Equifaxは少なくとも5億7500万ドル(約621億円)、最高で7億ドル(約756億円)を支払うという。今回の合意により、FTCとCFPB、複数の州の申し立て、および消費者集団訴訟の和解が成立することになる。

 Equifaxは提示された和解条件に従い、影響を受けた消費者に対してクレジット監視サービスを提供する基金に3億ドル(約324億円)を支払うことになる。この基金は、Equifaxからクレジットあるいはアイデンティティーの監視サービスを購入したが2017年の情報流出の結果、自己負担を余儀なくされた消費者にも補償する。

 またEquifaxは、影響を受けた消費者に対する補償が当初の支払額では賄いきれなかった場合、さらに最高1億2500万ドル(約135億円)をこの基金に支払うことについても同意している。

 Equifaxはさらに、2020年1月から7年間にわたって毎年、全消費者に6つのクレジットレポートを無償で提供することについても合意した。これらのレポートは、全消費者が既に受け取る権利を有しているクレジットレポートとは別に提供されるという。

 Equifaxはこの他にも、48の州とワシントンDC、プエルトリコに対して1億7500万ドル(約189億円)を支払うほか、民事罰金としてCFPBに1億ドル(約108億円)を支払うことになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SpecialPR

連載

CIO
教育IT“本格始動”
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft Inspire
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]