4.Endeavor
BTO方式を採用するエプソングループのエプソンダイレクト（長野県塩尻市）は7月9日、同社が開発、提供するPC「Endeavor」シリーズのノートPCとタッチ液晶一体型PCの新モデルを発表した。同日から販売する。
「NA520E」は、13.3型のノートPC「NA513E」の後継機。指紋認証デバイスを標準搭載し、セキュリティを強化。13.3型フルHD液晶（1920×1080）というディスプレイは変更せず、狭額縁パネルの採用で従来モデルから約14％小型化させたという。
Endeavor NA520E（出典：エプソンダイレクト）
基本構成で1.2kgだった本体重量は1.11kgへと軽量化。約7時間だったバッテリー駆動時間も約10時間へと強化している。バッテリーパックは取り外し可能で、プリインストールの「バッテリー充電設定用ユーティリティ」を活用すると充電が8割で停止できるという。一日の業務をカバーしつつバッテリーの経年経過を抑制、オフィスワークやモバイルワークを支援できる“働き方改革を支援するモデル”としている。
タッチ液晶ディスプレイの背面にウルトラコンパクトPCを装着した「タッチ液晶一体型PC」には、タッチパネル専門メーカーのタッチパネル・システムズ（横浜市港北区）の最大10点タッチ可能な15.6型投影型静電容量方式ディスプレイ「ET1517L-7CWB-1-BL-ZB-G」を追加。従来のエプソン製静電容量方式11.6型、21.5型のタッチ液晶ディスプレイも引き続き選択可能。用途や利用シーンに合わせて選択できるという。
15.6型タッチ液晶一体型PC構成内容（出典：エプソンダイレクト）
PCはCeleron搭載の「ST20E」、Core i3に冷却ファンも搭載する「ST40E」から選択可能。OSはWindows 10 Home、Proのほか、特定用途向けのIoT Enterprise 2019 LTSCも選択可能。
Endeavor NA520E（基本構成）
OS：Windows 10 Home 64ビット
CPU：Core i3-8145U
メモリー：4GB
ストレージ（SSD）：128GB
ディスプレイ：13.3型
表示方式： フルHD液晶（1920×1080）、LEDバックライト、非光沢
駆動時間：約10.0時間
質量：約1110g
Office：なし
外形寸法（幅）×（奥行）×（高さ）：約305.5×216.5××19.0mm
税別基本構成価格：12万5000円
5.dynabook
Dynabook（江東区）は7月8日、13.3型ノートPC「S73」を発表した。厚さ約19.9mm、奥行き約227mmと筐体を薄型、小型化。表面をテクスチャで仕上げ、滑りにくく持ちやすくしたコンパクトボディを採用。柔軟で効率の良い業務改善を実現できる、第8世代のプロセッサーを搭載する「働き方改革推進モデル」として展開する。
dynabook S73（出典：Dynabook）
底面の排気口と吸気口の間に横長のラバーフットを設置。内部の放熱効率を向上させ、バッテリーは約19時間駆動するという。30分の充電で約8時間駆動するという「お急ぎ30分チャージ」機能も追加した。
操作性や打ちやすさを向上させるべく、キーボードを新たに設計。従来機種より一回り大きい16mm×15mmというキーピッチ、キートップ中央を凹ませ、文字の配置を中央に変更するなど、操作性と見やすさを高めたという。
新採用のキーボード（出典：Dynabook）
独自開発のセンサーで顔を向けるだけでロックが解除できる赤外線顔認証、指先でタッチするだけの指紋認証が選択可能。簡単で安全な個人認証でセキュリティ性能を強化するという。
また、タブレットとしても活用できる2in1など、従来のシリーズ12機種に最新のWindows 10を搭載。2020年1月に迫るWindows 7延長サポート終了からのスムーズな移行をサポートするという。そのうち4機種にS73を加えた計5機種が働き方推進モデルとして展開。多様なニーズに応えるとしている。
S73/DN（PS7DNYAB337FD1）
OS：Windows 10 Pro（64ビット）
CPU：Core i3-8130U
メモリー：4GB
ストレージ（SSD）：128GB
ディスプレイ：13.3型
表示方式：HD（1366×768）、TFTカラー液晶、非光沢
駆動時間：約14時間
質量：約1279g
Office：なし
外形寸法（幅）×（奥行）×（高さ）：約316×227.0×19.9mm
税別本体標準価格：25万円
