編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方

月面着陸から50年、人々は宇宙への旅をどのようにとらえているか

Greg Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2019-07-27 08:30

 有人月面着陸計画によって生み出され、現在もわれわれの身近にある技術にはどういったものがあるだろうか?ロボットが制御する宇宙船に搭乗できるとしたら、どのような気持ちになるだろうか?

 人類が初めて月面に足跡を残してから2019年7月20日で50年を迎えた。人類に利益をもたらす先進的技術の発展にまい進するプロフェッショナル集団である米電気電子技術者協会(IEEE)の聡明(そうめい)な人々は、この歴史的偉業を記念し、宇宙旅行に対する考え方に関する調査を実施し、その結果を発表した。1月にネバダ州ラスベガスで開催された「CES 2019」の参加者381人に対して実施した調査では、宇宙旅行とそれが現在と未来にもたらす影響についての人々の受け止め方を調査するさまざまな質問が用意された。

 そういった質問の根底には、アポロ計画が現代に遺したものという大きなテーマがあった。例えば、現在も使用されている製品で、アポロ計画にまでそのルーツをさかのぼれるものを選択肢から選ぶという質問では、ソーラーパネル(65%)、運動靴(40%)、除細動器(32%)が上位3製品となり、コードレス掃除機も僅差で後に続いていた。

 1969年当時、ほとんどの人々にとっては、宇宙船に乗り込み、宇宙空間に打ち上げられるというのは考えられないことだった。50年後、この発想はより人々を魅了するものとなっている。今回の調査結果で回答者らの多くは、宇宙船に搭乗するという考えを驚くほど肯定的に捉えている。CESの参加者が一般の人々よりも技術の力を信じているという点におそらく間違いはないが、半数以上の回答者(53%)が宇宙船に乗って宇宙空間を旅するということに興味を抱いている点は特筆しておくべきだろう。

 ロボット工学に関する記事を執筆している筆者にとって驚くべきことに、大多数の回答者(79%)は人間型のロボットが操縦する宇宙船に搭乗することを安全だと感じているという。

 この50年で技術が大きく様変わりしたのは間違いない。アポロ11号は当時の水準からすれば数十年先を行く4台のコンピューターがなければ月に着陸できなかっただろうが、1960年代の技術はその後ブレークスルーによって何度も塗り替えられている。そして、われわれのポケットに入っているスマートフォンの方が、Neil Armstrong船長や乗組員が使用していたコンピューターよりも圧倒的に高い性能を有しているという話は今では皆が知るところになっている。

 では、このように進歩した技術を、われわれは宇宙空間でどのように利用するのだろうか?もちろんチャットだ。月面でスマートフォンが動作し、チャットできるとした場合、誰を相手に選ぶかという質問には、回答者の56%が配偶者と答えたという。父親とのチャットと回答したのはわずか8%だ。宇宙に興味を持っている私の子供たちはきっと少数派に属してくれることだろう。

 アポロ計画の遺したものと、その技術的遺産の詳細に関して、IEEE Transmitterは素晴らしいリソースを提供してくれている。

アポロ計画

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]