TISは、独自のトークンを用いたゲーミフィケーション基盤構築に、「Oracle Blockchain Platform Cloud」「Oracle Autonomous Database Cloud」「Oracle Application Express(APEX)」を採用した日本オラクルが発表した。同基盤は、2019年7月に一部で稼働を開始しており、将来的には関連ユニット全体で600人への展開を予定している。
この基盤は、TISのサービス事業統括本部エンタープライズ営業企画ユニット内でのビジネスプレゼンテーション大会での施策企画、新たな働きかけ、新サービスのアイデア投稿など、社員の意識改革や文化醸成につながるさまざまな行動に対してトークンが付与される仕組みを持つ。
この仕組みの構築においてTISは、ユニット内トークンの流通に安全かつ透明性の高いシステムを実現するためブロックチェーンの活用を検討し、事前構築済みのフルマネージドサービスでブロックチェーン基盤の構築や運用が容易な「Oracle Blockchain Platform Cloud」を採用することとした。「Oracle Blockchain Platform Cloud」についてTISは、分析や検索などの機能拡張のためのデータベースやアプリケーションと迅速に連携可能な点を評価している。
また「Oracle Autonomous Database Cloud」については、Oracleが世界初をうたう自律型データベースクラウドであり、優れた可用性や高パフォーマンスを提供しながら、機械学習を用いることで運用の負荷を大幅に削減できることを評価した。さらに「Oracle APEX」については、開発基盤としてクラウドネイティブアプリケーション高速開発でき、TIS自身も豊富なノウハウを持つことから採用に至ったとする。