スーパーコンピューターメーカーのCrayは米国時間8月13日、米エネルギー省と米国家核安全保障局(NNSA)、ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)と協力し、エクサスケールスーパーコンピューター「El Capitan」を構築するという6億ドル(約640億円)の契約を締結した。これはCrayにとって、米国でのエクサスケールスーパーコンピューターの受注として3件目となる。
Crayは、同じく13日に発表された同社の改良版「Shasta」アーキテクチャーによって、高性能コンピューティング(HPC)と、クラウドコンピューティングのモジュール性や使用容易性が融合されると述べた。ここでの「融合」はHewlett Packard Enterprise(HPE)によるCray買収の核心的な動機となっている。HPEは将来的に「サービスとしてのHPCプラットフォーム」、すなわちHPCaaSを提供することで、エンタープライズ顧客に対するスーパーコンピューター製品の販売力を強化しようとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。