日本ユニシスグループのユニアデックス(江東区)は8月20日、バッグオフィス業務を支援する「帳票自動入力ソリューション」を発表した。人工知能(AI)、光学文字認識(OCR)、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)を活用し、帳票入力業務を自動化するという。同日から提供する。
サービス概要図(出典:ユニアデックス)
帳票をスキャンしてPDFとして取り込んでから自動的に文字データを解析、抽出。RPAツール「UiPath」へデータ連携し、指定文書の自動作成、業務システムへ入力できるという。独自開発したユーザーインターフェース(UI)で、帳票抽出からデータ確認、各種自動入力までをウェブ上でワンストップ対応できるとしている。
文字データの自動抽出には、AIを活用してOCR処理から入力までを自動化できる「活文 Intelligent Data Extractor」を活用。フォーマットの特徴や抽出箇所をAIが学習し、さまざまなデータが抽出できるという。
手入力作業に比べて4割の時間短縮を見込み、1カ月あたり約100件、22時間の作業を13時間まで短縮可能。1枚あたり13分かけていた業務を8分に短縮しつつ、転記ミスを減少させたというユニアデックスの自社実績を紹介している。
年間のサブスクリプションモデルとして提供する。RPAを適用できるかの業務解析、UiPathや活文のチューニング、テスト結果の報告書などを含み、税別年額利用料金は300万円から。1カ月あたり1000枚の帳票を処理できるとしている。