日本株展望

「株主優待」で株式投資デビュー--プロが教える失敗しない銘柄選び5つのポイント

ZDNet Japan Staff 2019年08月21日 10時32分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 印刷

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 株主優待制度は個人投資家を優遇することを目的としている
  2. 優待投資で失敗しないための5つのポイント
  3. 配当利回りも考えて総合的に有利なものを選ぶ
  4. 業績不振銘柄や不祥事を起こしている銘柄は避ける

 これら4点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

 「株主優待」の魅力にひかれて株式投資を始める個人投資家も多いと聞いている。「日本株は割安で買い場」と考えているので、優待銘柄から始めるのも良いと思う。自分の好みにあった優待銘柄を選ぶには、楽天証券の「株主優待検索」を使うと便利である。

 ただし、優待内容の魅力だけで銘柄選択するのには問題もある。株式投資である以上、注意すべきこともある。今回は優待銘柄を選ぶ際に注意すべき5つのポイントを解説する。

株主優待制度は個人投資家を優遇することを目的としている

 株主優待制度は、個人投資家にとってとても良い制度だと思う。なぜだろう。それは、小口で投資する個人投資家を優遇し、大口で投資する機関投資家を差別する内容となっているからである。

 買い物をするとき、たくさん買うほど割引などのメリットを受けやすくなるのが普通だ。そこから連想すると、株主優待制度もたくさん株を保有している大株主に手厚いと勘違いしてしまう。驚くべきことに、優待制度は大株主を差別し、小口の個人投資家を優遇する内容となっている。そのため、機関投資家には株主優待制度に反対しているところが多数ある。

 どう差別しているのかを具体的に見てみよう。以下は典型的な優待の一例である。

A社の優待内容

 期末の株主名簿に記載されている株主に以下の自社製品を送る。


 上記の優待内容から100株当たりどれだけの金額の優待を受けられるかを計算したのが以下の表だ。

出所:楽天証券が作成
出所:楽天証券が作成

 ご覧いただくと分かる通り、100株当たりの経済メリット享受額は、最小単位(100株)を保有する株主が1000円で最大である。保有株数が大きい株主は100株当たりのメリット享受額が小さくなる。

 このように、優待制度は少額投資の個人株主を優遇する内容となっている。個人株主数を増やしたい上場企業が優待制度を積極活用して、個人株主にアピールしているわけである。小売・外食・食品・サービス業では、個人株主がそのまま顧客(会社の製品やサービスの購入者)になることもあるので、広報宣伝活動の一環として自社製品を優待品に積極活用する企業が多数ある。

 個人投資家にはとてもうれしい制度であるが、大口の機関投資家には非常に面白くない制度だ。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SpecialPR

連載

CIO
教育IT“本格始動”
月刊 Windows 10移行の心・技・体
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
セキュリティインシデント対応の現場
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft Inspire
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]