この調査に回答した1100人以上のうち、43%はより優れた従業員エクスペリエンスがより優れた生産性をもたらすことを期待あるいは体験し、41%は従業員の生産性が向上し、36%は顧客のエクスペリエンスと満足度が向上し、また31%は利益率が改善したと述べています。
「従業員の体験の向上」に最も貢献すると考えられる要因は何でしょうか(出典「The Experience of Work: The Role of Technology in Productivity and Engagement」)
仕事を容易にするものが実際に役立つテクノロジー
テクノロジーの過剰と複雑さは従業員エクスペリエンスを損ない、また従業員エンゲージメントに悪影響を及ぼす場合があります。そこでこの調査では、どのような要素が従業員のエンゲージメントと生産性を高めるかについて尋ねました。
大半の人々は従業員のエンゲージメントを高める最大の要素として仕事に必要な情報とアプリケーションへのアクセスの容易さを挙げ、居場所にかかわらず仕事できることがそれに続きました(43%)。従業員エクスペリエンスとエンゲージメント向上に貢献するその他の項目としては、アプリケーションと機器を自由に選択できること、それらの使いやすさが挙げられました。
従業員の仕事への取り組み方に最も好影響を及ぼすテクノロジー(出典「The Experience of Work: The Role of Technology in Productivity and Engagement」)
ITと人事が交わるところ
従業員エクスペリエンスの向上はITだけの領域ではありません。これには「未来のリーダー」としての心構えとアプローチが求められ、ユーザーのニーズに答えたテクノロジーが導入され、またそれが人事やセキュリティ面でのポリシーに即したものであるよう、IT部門と人事部門の最高責任者が協力する必要があります。