日立ハイテクノロジーズは、デジタルトランスフォーメーションプロジェクトの一環として、営業・サービス・品質保証の各部門をつなぐ取り組みに「Salesforce Service Cloud」を活用する。セールスフォース・ドットコムが8月21日に発表した。
サービスセンター向けツールのService Cloudと、既に営業部門で導入済みの営業支援ツール「Salesforce Sales Cloud」を連係させることで、製品購入からアフターサービスに至るまでの一連の顧客体験を改善する。
Service Cloudを活用することで、製品開発、営業、サービスなど、部門間の連携を強化、品質管理情報の共有が可能となり、製品の故障や問い合わせに対し、誰がどのような対応を行っているかを把握できるようになる。また顧客からのフィードバックや故障した経緯などのデータを分析することで、品質問題を早期に発見し、新たな製品開発やより良いサービス保守体制に反映させることが可能になるという。
さらに日立ハイテクは、セールスフォース・ドットコムのイノベーションプログラム「Salesforce Ignite」を採用し、グローバル規模での品質管理向上に向けた「アフターセールス」構想を策定している。これに基づいて、今回、Service Cloudを活用した品質管理システムの刷新を行った。
セールスフォース・ドットコムでは、今回導入したサービス群に加え、導入後の成功支援サービス「Salesforce Success Cloud」を通じて、日立ハイテクのデジタルトランスフォーメーションを製品・サービスの両面で引き続き支援していく。