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日本株展望

GPIF(年金)より好成績な分散投資「カルテット運用」--差は金とREIT

ZDNet Japan Staff

2019-08-23 11:12

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 世界が低金利環境で金とREITの好調は続く?
  2. カルテット(四重奏)運用法のリスク分散効果に注目
  3. カルテット運用法のパフォーマンスは?
  4. カルテット運用法はGPIF型運用法よりも優勢

 これら4点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

世界が低金利環境で金とREITの好調は続く?

 今週の米国市場では、貿易摩擦を巡る懸念をいったん織り込んで下げたことや、大手小売り企業の決算発表で個人消費を巡る不安が後退して株価が反発。ダウ平均は2万6000ドル、ナスダック総合指数は8000ポイント超に反発した(21日)。

 投資家のリスク回避姿勢がやや緩和したことで、為替では円高も一巡。ドル円は106円台に回復しており、日経平均は2万円台で値を固める動きとなっている(22日)。ただ、香港情勢やパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演(23日/ジャクソンホール)を控えた警戒感で、上値も重い展開だ。

 こうした中、国際分散投資の効果と意義が見直されつつある。図表1が示す通り、過去約1年の資産別パフォーマンス(円)を振り返ると、外国株式(日本を除く世界株式)に対して日本株式が劣勢であるだけでなく、資産別では金利低下の恩恵により内外債券が相対的に堅調。オルタナティブ(株式や債券など伝統的資産と特徴を異にする代替的資産)を象徴する金とREIT(上場不動産投資信託)の優勢が鮮明となっている。

 令和元年は、「国内株式や外国株式に広く分散投資する」だけでなく、「株式だけでなく債券やオルタナティブにも分散投資する」ことが運用資産全体のリターンを安定化させる方法として再認識されそうである。

 金相場の堅調については下記のレポートをご参照いただきたい。

図表1:金とJ-REITの優勢が鮮明となっている

出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2018年9月1日~2018年8月21日)
※各種総収益(配当/クーポン/分配金込み)指数を都度の為替で円換算した(2018年初を100)。
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2018年9月1日~2018年8月21日) ※各種総収益(配当/クーポン/分配金込み)指数を都度の為替で円換算した(2018年初を100)。

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