HPは米国時間8月22日、プレジデント兼最高経営責任者(CEO)のDion Weisler氏が11月1日付けで辞任し、Enrique Lores氏が後任となると発表した。Weisler氏の退任は「家族の健康上の問題」によるもので、同氏はオーストラリアに帰国するという。
Lores氏は現在、HPのイメージング、プリンティング、ソリューションズ事業担当プレジデントを務めている。スムーズな移行を確実にするため、Weisler氏は2020年1月まで同社に留まり、その後は次の年次株式総会まで取締役を務める。
Weisler氏は、2015年のHewlett Packard Enterprise(HPE)との会社分割の際にHPを統括し、堅調な四半期業績を上げ、3Dプリンティング事業を成長させ、優れたデザインのデバイスを売り出した。Lores氏はHPに30年在籍しているベテランで、HPEとの分割を率いた。
アナリストとの電話会議で、Weisler氏は、辞任は「自分がこれまでに迫られた中で最もつらい決断」だったと述べたが、HPには多くの素晴らしい人材がいると付け加えた。かつては同社のインターンだったLores氏は、HPはデジタルマニュファクチュアリングを成長させ、他の成長分野に進出するうえで有利な立場にあると述べた。
また、HPは2019会計年度第3四半期決算(7月31日締め)を発表した。純利益は12億ドル、1株当たり利益は78セントとなり、売上高は前年同期とほぼ横ばいの146億ドルとなった。非GAAPベースの1株当たり利益は58セントとなった。
アナリストらは非GAAPベースの1株当たり利益を55セント、売上高を146億1000万ドルと予想していた。
提供:HP
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。