フランス、「デジタル課税」めぐり米国と合意--マクロン大統領

Corinne Reichert (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)

2019-08-27 10:47

 フランスの新しいデジタル課税をめぐり、フランスと米国が合意に達した模様だ。この法律が施行されれば、米国の大手IT企業がフランスで支払う税金の額が増えることになる。だが、Emmanuel Macron仏大統領は現地時間8月26日、税金を支払った企業が還付を受けられるようにすると報道陣に語った。Reutersが報じた。

星条旗とFacebookのロゴ
提供:Angela Lang/CNET

 フランス上院が、同国のユーザーにサービスを提供する大手IT企業に対して3%を課税する法案を可決したのは、7月11日のことだ。この法律は、Apple、Facebook、Amazon、Googleなどの米大手企業に影響を与える可能性があるため、Donald Trump政権は、この計画が米国企業を狙い撃ちした不公正な貿易慣行にあたるか調査すると発表していたが、上院はその翌日にこの法案を可決した。

 Macron大統領は26日、フランスで開かれたG7サミットの終了後にTrump大統領と共同会見し、「両国間で数多くの交渉を重ね、われわれの間に存在する困難を克服するための合意に達した」と述べた。

 Googleの貿易政策担当顧問Nicholas Bramble氏は書面による証言の中で、「長年かけて確立された課税のルールから明確に逸脱」するものだとしてこのデジタル課税に反対していた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]