編集部からのお知らせ
Pick up! ローコード開発の行方
「これからの企業IT」の記事はこちら

NEC、新たな深層学習技術を開発--半分の学習データ量でも高精度に識別可能

NO BUDGET

2019-08-28 14:21

 NECは8月19日、従来技術の半分の学習データ量でも高精度に識別可能なディープラーニング技術を開発したと発表した。

 同技術は、ニューラルネットワークの中間層で得られる特徴量を意図的に変化させることで、識別が難しい学習データを集中的に人工生成する。これにより、ディープラーニング技術の適用に必要な学習データ量を半分程度に削減でき、システムの開発期間短縮できる。また、データの種類を問わず汎用的に適用可能であることから、専門家による調整が不要になり、従来、学習データ収集時間やコストの高さが阻害要因となっていた製品の外観検査やインフラ保全など、さまざまなシステムの早期立ち上げを可能にする。

従来技術との違い
従来技術との違い(出典:NEC)

 学習データの削減については、従来技術では、ニューラルネットワークに入力する前にデータを意図的に加工・変形させ、学習データ量を人工的に増やしていたのに対し、ニューラルネットワークの中間層で得られる特徴量を意図的に変化させることで、識別が失敗しやすい「苦手な学習データ」を集中的に人工生成できるようになった。NECでは、公開データベース(手書き数字認識:MNIST、物体認識:CIFAR-10)にて評価し、学習データ量が半分でも従来技術と精度が変わらないことを確認している。

 専門家の調整作業については、従来のデータ拡張では、データの種類ごとにデータの生成方法を変える必要があり、例えば、画像では大きさや回転角度など、音声では声の高さや話す速さなどを変えることでデータを人工的に増やしていた。さらに、専門家がデータ生成方法を慎重に選び、学習に悪影響を及ぼすデータが発生しないよう調整していた。しかし今回開発した技術では、ニューラルネットワーク内部の数値に基づいて自動的に学習データを生成するため、多様なデータに対して汎用的かつ効率良く適用することができ、専門家による調整を不要になる。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    ファイルサーバ管理のコツはここにあり!「無法状態」から脱出するプロセスを徹底解説

  2. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  3. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  4. ビジネスアプリケーション

    デメリットも把握しなければテレワークは失敗に?─LIXIL等に学ぶ導入ステップや運用のコツ

  5. 運用管理

    ニューノーマルな働き方を支えるセキュリティ-曖昧になる境界に変わらなくてはならないデータセンター運用

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]