また、直近の更新を告げる公式ブログでは、VLOOKUPを代替し、垂直・水平方向をサポートするXLOOKUPの導入、PowerPoint Onlineの添え字や上付き文字のサポート、iPad用OneNoteとOutlook会議の連携、iPhone版OneNoteによる手描き機能の実装予定が語られた。XLOOKUPはOffice 365 Insider Program参加者向けに段階的なロールアウトを経て、安定動作確認後に月次チャネルから展開する予定だ。
Mac版を含むその他の更新
バージョン16.28(ビルド19081202)に更新したMac版だが、リリースノートによれば、新しいプライバシーコントロールでテンプレート取得時やアプリケーションの診断データ、共同編集ツール使用時に収集されるデータを制御可能になった。
Word、Excel、PowerPointに共通する機能として前述のスケッチ機能やマップグラフ作成機能の改良が加わっている。Word固有の改善として、図形やテキストを手描き入力する際に用いる消しゴムサイズの追加、Excelは前述したコメント機能の強化、PowerPointには、プレゼンテーション中にスライドへ直接描画した内容を保持可能となった。Outlookはクラウドストレージのファイルを共有する機能を新たに備えている。
バージョン2.28(19080905)に更新したiOS版Excelは、Windowsデスクトップ版やmacOS版で加わったコメント強調機能、WordはmacOS版と同じく消しゴムサイズの追加、Outlookは定期的なイベントの作成が可能になった。
バージョン16.0.11929.20198に更新したAndroid版Excelもコメント機能を更新し、Outlookは新しい会議やイベント作成時に適切な時間を提案する機能が加わっている。Office Onlineは目新しい新機能は追加されなかった。