NIコンサルティング(港区)は9月9日、開発するグループウェアの新版「NI Collabo 360」を発表した。従来から提供する「NI Collabo Smart」の後継で、他社間でも連携できる「コラボリンク」機能などを追加したという。10月1日から発売する。
シングルサインオン(SSO)とデータ連係により、NI Collabo 360同士をリンク、複数社間で活用可能。ワークフロー承認経路としての設定、スケジュールやプロジェクトの共有、顧客情報や商談履歴、製品のクレームや要望など、企業をまたいで共有できるという。
そのほかスケジュール管理やファイル共有、掲示板といった機能に加え、テレワーク支援につながる勤務予定や状態の可視化、GPSとの連動、スマホやIoT機器と連動した安否確認などの機能を標準搭載。クラウド版の場合では合計30以上の機能が活用できるという。
NI Collabo Smartは、デバイスを問わないレスポンシブデザイン、多言語対応やワークフロー、「顧客創造日報」「Sales Force Assistant」といったNIコンサルティングのSFAなどとの完全連携に強みを持つというグループウェア。クラウド、パッケージ版ともに2014年から提供している。
NIコンサルティングとそのパートナー企業から販売しており、クラウド版の税別月額利用料金は1ユーザーごとに360円。新版では導入しやすいよう、従来価格から20円引き下げたという。オンプレミス版の場合、10ユーザーまでで5万8000円から。