Linuxサーバーやネットワーク機器などを開発、提供するぷらっとホーム(千代田区)は9月10日、ネットワーク専用サーバー(アプライアンス)の新製品「EasyBlocks Syslog 1T」「EasyBlocks DHCP 6000」を発表した。ともに9末~10月初頭をめどに出荷を開始するという。
Syslog 1Tは、Linux関連のログを伝送する標準プロトコル「Syslog」管理用アプライアンス。従来モデル「Syslog XG」の2倍となる1TBのストレージを搭載。1日あたり最大100GBのログが受信でき、複数機器からログを収集、長期、大量保存できるという。FTPサーバーへのデータ自動転送も設定できるとしている。

Syslogサーバー活用イメージ(出典:ぷらっとホーム)
DHCP 6000は、IPアドレスをコンピューターに自動で割り当てるDHCPアプライアンス。従来モデル「DHCP 3000」では3000としていた配布IPアドレス数の上限を撤廃、大規模ネットワークでも1台でIPアドレスが管理できるという。ダウンタイムを最小化する冗長構成、固定IPアドレスの払い出しなども可能。

DHCPサーバー活用イメージ(出典:ぷらっとホーム)
いずれもウェブブラウザから確認できる専用のウェブユーザーインターフェース(ウェブUI)を搭載。遠隔地からソフトウェアのアップデートや設定変更などができるリモート管理SaaS「AirManage 2」も1年間活用できるという。
筐体サイズは幅194mm×高さ44mm×奥行き283mm、重量は約1.9kg。価格はオープンだが、それぞれ70万円前後となる見込み。

上:Syslog 1T、下:DHCP 6000(出典:ぷらっとホーム)
「EasyBlocks」は、機器の選定と設置、設定のみで該当するネットワークサービスが導入できるアプライアンス。ハードウェアやOSの選定、インストールなどの設定は不要としている。